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先日、社内BlogやSNSのオープンな研究団体があるのを発見しました。
Intra Blog/SNS Users Group(iUG) 社内BlogやSNS、wikiなどを導入した(ことのある)企業の担当者へのインタビューやオープンな勉強会を開催したりもしています。インタビューの中で紹介されているNTT Data社の社内SNSであるNextiの話がとても参考になりました。 導入の経緯としては、2005年秋~冬にかけて実施した社員によるボトムアップの組織横断型変革活動「新・行動改革ワーキング」の成果の1つで、導入の主な目的は「社内セクショナリズムの打破!」。 ワークグループのメンバーは、NTT Data社内のセクショナリズムに対して、意識の壁、情報の壁、組織の壁という3つの壁を定義し、それを打破するためのツールとしてSNSの導入を提案したそうです。 以下、インタビュー記事からの引用。
「3つの壁」はうまく定義したなぁというのが率直な感想。 でも一つ気になるのは、マトリックスの右下のエリア。 「セクショナリズムに気付いていない」か「乗り越えたいと思っていない」にも関わらず(?)、「セクショナリズムを乗り超えて活動している」人。 こういう人って確かにいるんですよね。 なんでかわかんないけど、とにかく社内/社外に知り合いが多い人。 何かあってもすぐに自部署以外から人を連れてきたり、巻き込んでしまえる人。 いろんなことに首を突っ込んでいて、いったいどこの所属なのかよくわかんない人。 で、よくよく話を聞いてみると、飲み友達だったり、社内の部活動やサークルでの知り合いや同期だったり、とにかく仕事と直結しないところでの知り合いの場合が多いのが特徴のような気がします。。 「どこの所属かよくわかんない人」ってとっても希少だけれど、ともかく自分がやりやすいように仕事をするというスタンスを貫いていて、周りからもそれが認められてしまってる人もいますよね。 セクショナリズムに悩んでる人というのは、きっとこのエリアの人を羨ましく思ってるだろうし、できることなら自分のそうなりたいと思うんだと思う。 でもそのためには何をしたらいいのかわからない、誰とコンタクトを取ったらいいのかわからない(=情報の壁)、社内のルールなどによって思うように活動できない(=組織の壁)ということに悩んでいるのでしょう。 「シャドーワーク―知識創造を促す組織戦略」(著者:一條 和生 徳岡 晃一郎)という本の中で、著者らはマトリックスの右下のポジションにいるような人々を「プロデューサー型社員」と定義して、彼らを特徴づけるのは「シャドーワーク」の活発さだと指摘しています。シャドーワークとは、「公式の組織で規定された権限、役割分担、業務プロセス、意思決定プロセスなどには乗ってこない、個人が自分の自主的な意思と裁量で創造的に編み出す仕事やそのための勉強、準備活動など全般」を指していて、「質の高いシャドーワークこそが組織をクリエイティブに動かし続け、また社員自身も生き生きと活躍できるベースとなるのである。」として、シャドーワークを行うことを推奨しています。 先のNTT Data社のインタビューでは、SNS内に作られたコミュニティのうち「人材育成コミュニティ」が「新・行動改革ワーキンググループで検討した全社横断型の「場」を具現化し、組織や年次を超えたコミュニケーションの実現を目指しています。育成をする、される立場それぞれで感じている悩みや疑問などを話し合い、具体的な変革に向けたアクションを起こすべく活動しています。」と紹介されています。 また「シャドーワーク」にも「オフのシャドーワーク」と「オンのシャドーワーク」があるように、コミュニティにも当然オフとオンがあるそうですが、その割合は半々だそうです。 こうした事例を見てみると、社内SNSという仕組み(どのようなサービスがSNSなのかという定義は別途考えるとして)は、社員のシャドーワークを手助けするツールとなりえるんじゃないのか、というのが僕の感想です。 先のエントリーでは、ナレッジマネジメントツールの一つとして位置づけようともしてましたが、どうやら社員のコミュニケーションツール、コラボレーションツールとしても位置づけることができるんじゃないかってことを思いました。 うちの会社ってどうなんだろう。 ナレッジマネジメントやコミュニケーション、コラボレーションのためのITツールはそれなりに用意されていると思うけれど、「稼働率」という足枷のためにどうも社員の自由なコラボレーションというのは行われていないように思います。
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